天ぷらのかき揚げ、きんぴらごぼう、煮物や鍋と、和食には定番のごぼう。
肉料理や、魚料理の付け合せとしても優秀な食材です。
ごぼうの旬の時期
晩秋から冬にかけてのものがおいしいですが、初夏にも柔らかく香りのよい新ごぼうが旬を迎えます。
ごぼうの注目成分
ごぼうの効果・効能
食物繊維が豊富で、水溶性の食物繊維イヌリンと、不溶性の食物繊維リグニンが含まれます。
イヌリンには利尿効果があり、リグニンには整腸作用があるため、便秘解消・整腸・発がん性物質の排除などに効果的。
リグニンは切り口に発生し、時間がたつほど増えるので、切り口の表面が多いささがきにすると良いでしょう。
血糖値の上昇を抑制する働きもあり、糖尿病にも有効と言われています。
また、骨や歯を作るマグネシウムも含まれています。
最近のごぼうはアクが少ないため、切ったものを長時間水にさらしてアク抜きをしてしまうと、うまみや香り、栄養素のポリフェノールが失われてしまうので、アク抜きは不要です。
おいしいゴボウの見分け方
まっすぐ伸びていて、程よい弾力のあるものを選びましょう。
カットされているものは、断面に空洞が開いていないものを。
新鮮さや風味を大切にするなら泥付きがおすすめ。
髭が細かく程よい硬さのあるものを選ぶと良いでしょう。
ごぼうの保存方法
土がついたままの方が日持ちするので、保存する場合は洗わずに新聞紙などに包んで冷蔵庫の野菜室か冷暗所で立てて保存します。
洗いごぼうを買った場合は湿らせた新聞紙やキッチンペーパーに包んで、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。
しっかり洗ったものは、ささがきにして、冷凍保存しておくのも便利。
血中コレステロール値低下・ダイエット効果
腸内環境を整え、血中コレステロール値を下げる効果があります。
ごぼう+豚肉
整腸作用・ガン予防
豊富に含む食物繊維には腸内環境を整える作用があります。
リグニンは発がん性物質を吸収し排泄する働きがあります。